お笑い芸人のアンガールズ田中さん。自著を手に登場

 

お笑い芸人のアンガールズ田中卓志さん(47)が初エッセイ集『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』を出版。発売日の8月31日に東京・矢来町新潮社で囲み取材が行われた。

穏やかな笑顔で登場した田中さん。フォトセッションの際には、取材陣からの「ジャンガジャンガポーズお願いします」とのお願いも。「今どき…!?」と驚きを見せつつ、楽しそうに応えた。

雑誌『小説新潮』での1年半の連載に、書き下ろし2編を加えて完成した1冊。連載では幼少期のことから、高校生時代にいじめられた話、港区女子との悔しい合コンの思い出、書き下ろしでは、相方の山根良顕さんについて触れた話が加えられており、盛りだくさんの内容に。

また、2021年5月に神経内分泌がんにより亡くなった、母親の三枝子さんについて綴った「最高の食事」は、日本文藝家協会が新聞や雑誌などの媒体で発表されたエッセイの中から傑作を選び、年に1度刊行される『ベスト・エッセイ2022』にも選出されている。

バラエティ番組にも一緒に出演してお茶の間をにぎわせていた三枝子さんは、本が大好きだったそう。田中さんは、「渡すことは叶いませんでしたが、天国で喜んでくれていると思います」と思いを馳せていた。

『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』