絵文字
絵文字は、NTTドコモのエンジニアだった栗田穣崇(くりた・しげたか)さんにより1999年に開発されました。
開発のきっかけは、NTTドコモの携帯電話のインターネット接続サービス「iモード」。当時は一文字に使用できるドット数や通信量が非常に限られていたため、シンプルなデザインで円滑なコミュニケーションをはかれるように工夫が凝らされました。
こうして生まれた絵文字は、10代を中心に爆発的な人気を呼び、2004年ごろには日本中に定着します。そして2012年にスマートフォンで使用可能になると、言語の壁を越えて使えるユニバーサルなデザインが受け、「emoji」の名称で世界中に普及していきました。
2016年には米ニューヨーク近代美術館のコレクションとして新たに収蔵され、米国で話題に。今やSNSに欠かせないコミュニケーションツールとして、世界中で愛される存在となっているようです。