毎日の生活習慣を見直して

年齢とともに少しずつ進行し、70代になると半数、80代以上では約8割が難聴といわれる状態になるそう。

耳の聞こえを少しでもよい状態で長くキープするには、できるだけ静かな環境で過ごすことが大切です。耳を酷使していないか、毎日の生活習慣を見直してみましょう。

「WHO(世界保健機関)によると、耳を傷めない1週間あたりの音量と音にさらされる時間は、走行中の電車内や飛行機の機内と同じ80デシベルで40時間まで。就寝時は、寝室をできるだけ静かな状態に保って。旅行などで長時間、乗り物を利用する際は、耳を守るため耳栓をするようにしましょう」

また、音を電気信号に変える有毛細胞を活性化させるために、脳への血流を促すことも重要なポイント。

「規則正しい生活と一日3回のバランスのよい食事、一日7000~8000歩のウォーキングといった運動が血のめぐりを促します。生活習慣病も血流を滞らせる原因となるため、改善に努めましょう」