2019年10月8日号

[特集]
〈「老後資金2000万円不足」は大間違い〉 
年金不安に負けない生活見直し術

今年6月、世間を騒がせた「老後資金2000万円」問題。あらためて、不安を覚えた人も少なくないのでは?でも、未来の生活をイメージしながら、収入や支出を見直すことで、悩みや心配の種はひとつずつ解消できるはずです。現役の50代から、年金生活世代まで、人生の後半戦を安心して暮らすための秘策を教えます

●注目記事●

 

〈ルポ やりくり上手さんの家計簿大公開〉
月12万円でも楽しく暮らせる
メリハリ年金ライフ

山田真理

世の年金不安もなんのその。無理なく節約しながら、充実した毎日を送っている3人に、その知恵とワザを聞きました

夫は今年から、私も数年後には年金を受け取るようになる。とはいえ悠々自適のリタイア生活など、夢のまた夢。金融庁が発表した「老後までに2000万円必要」なんて試算をみると、今からもっと節約しなきゃ、何歳まで働かなきゃならないのかと、不安で胃がキリキリしそうだ。

そうした漠たる不安には、先輩たちに話を聞くのがいちばんの安定剤。すでに年金生活に入った3人の女性たちに、年金ライフの実態を聞いてみることにしよう。

2ヵ月分の生活費を10万円でやりくり

「節約を特に意識もしていないけど。暮らしに困ることはないし、楽しく生活していますよ」

と頼もしいことを言ってくれるのは、1歳年上の夫と埼玉県で二人暮らしをする富山冬美さん(69歳・仮名=以下同)。夫婦ともに国民年金という、わが家と同じパターンの先輩だ。1ヵ月の支出が夫婦2人で約10万円という、驚きの秘密はなんなのだろうか

「食事はほぼ3食、家で作っています。ジャムなども手作りしますし、外食はほとんどしませんね。たまにスーパーでおいしそうなお弁当を買うこともあるけれど、それも1個500円するかしないかですよ」

以前と比べて、めっきりお金を使わなくなったのが洋服だそう。

「この年齢になったら、流行なんて関係ない。秋冬は手持ちの物を着回して、夏物のノースリーブなどは何百円かで布を買ってミシンで作っちゃう。足腰が弱い夫は家にずっといるので、新しい服も必要ないですから」

ショートカットが若々しい富山さん。月1回の美容院代3000円だけは、「仲のよい美容師さんとグチを言い合うためにも(笑)、必要経費かなと思っています。夫は手先が器用だから、散髪も自分でやってしまうの。あと、夫は活字が好きだから新聞代はケチりません」。
(一部抜粋)


他にも、専門医が答える「50代、60代、70代ポジティブ老後の世代別対策、教えます」、綾小路きみまろさん「ブレイクしても 浮草稼業の身。 無駄遣いはできません」、稲垣えみ子さん「会社を辞めて 発見した、欲のサイズ。今は「メシ、汁、漬物」があれば幸せ」などが掲載されています!

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[第二特集]
令和の皇室、女性たちのこれから

この5月、令和時代の幕が上がりました。10月には国内外の賓客を招いての「即位礼正殿の儀」も予定され、皇后さまをはじめとした女性皇族のご活躍にも期待が高まります。結婚、出産、子育て、ご公務への携わり方──。時代の移ろいとともに変化する女性皇族の生き方や皇室の未来について考えます

●注目記事●

 

〈読者アンケート結果発表〉
雅子さまのご活躍、 真子さまと小室さんーー
わたしたちはこう見る

令和時代の始まりとともに、皇位継承者の減少や女性天皇の是非など皇室をめぐる問題への関心も高まっています。変わりゆく皇室を読者はどう見ているのでしょうか

Q1)あなたが注目している女性皇族はどなたですか?

雅子さま】

*新皇后としてのご公務では、トランプ夫妻、マクロン夫妻を通訳なしでもてなされた。品位ある笑顔が素敵です(65歳・無職)

*外交官のキャリアを捨てて皇室に入り、国際社会にふさわしい、新しい皇室外交を始めておられるので尊敬しています(54歳・主婦)

*古いしきたりやしがらみの中で、もがきながら生きてこられた姿に感銘を受ける(70歳・無職)

 

【愛子さま】

*私自身、男の跡継ぎが必要とされる家に女として生まれたこともあり、愛子さまを応援しています(31歳・宗教法人職員)

*雅子さまと並んでも遜色ない押し出しの強さに将来性を感じる。やはり、皇族は見た目が大事だと思う(51歳・会社員)

 

【美智子さま】

*ご成婚の頃から、美しさとお心の素晴らしさに心酔しています(70歳・主婦)

*戦後の天皇制をあらたに作った上皇さまの支えとなり、今の日本の良心といえる方だから(62歳・パート)
(一部抜粋)


他にも、 香山リカさん、辛酸なめ子さん、 山下晋司さんの鼎談「皇室典範を見直さなければ どなたも お幸せになれません!」、「キャリアウーマンにアスリート。今、選ばれる海外のプリンセスたち」などが掲載されています!

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[読みもの]

 

〈私が受け取った”最後のメッセージ”〉
「過激な母」と「見えない父」を見送り、
ようやく独り立ちする時を迎えて

内田也哉子

2018年、9月15日。俳優の樹木希林さんが亡くなりました。告別式では、父・内田裕也さんに代わって一人娘の内田也哉子さんが挨拶をしましたが、その真摯な言葉が印象に残っているという人も多いのでは。それから半年後には、内田裕也さんも他界。両親を相次いで見送り、今思うことは──

やらねばならぬことに向かう日々

もう一周忌なんですね……。母が亡くなってからの1年間は、本当にめまぐるしかったです。亡くなった直後から、さまざまな事務処理など、目の前のことをこなすのに精いっぱい。通夜・葬儀の当日も対応に追われて、最後に心を落ち着けて母の顔をちゃんと見ることができなかったのが心残りです。

母は生前、芸能事務所に属さず自分でマネージメントを行っていたので、メディア関係の方からの電話が自宅に頻繁にかかってきました。母の人生はここまで多くの人に興味を持っていただけるものだったのかと、本当にありがたく思います。一方で、母の死と静かに向き合うことがまったくできなくて。母という大きな存在が、急にポカンとこの世から消えてしまったという現実に対応できない心を、ちょっと脇に置いておいて、ひたすらやらねばならぬことに向かう日々でした。

父の内田裕也は、母の不調と同じ頃から入退院の繰り返し。長年の不摂生や肉体の酷使のせいで、体調がここ数年、相当悪かったのです。だから私としては、父のほうが先に逝くのではないかと思っていました。そのほうが母も納得するだろうし、ある意味で理想的な内田家のあり方だと思っていたのです。でもやはり思い通りにはいかないものですね。
(一部抜粋)

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他にも、

〈未発表インタビュー〉
「夫に期待するなんて虫のいい話よ」
樹木希林さん、夫婦を語る

〈40年ぶりのプレゼントは?〉 
五木寛之×鳳 蘭
人に気を使わずに 自分の時間を楽しむ

〈僕を支えるのは手作りの朝ごはん〉 
三浦春馬
「強い」俳優になるために 思いっきり突っ走ろう

〈ルポ 性欲は抑えるのが難しいから仕方ない!?〉 
なぜ普通の男性に "痴漢スイッチ"が入ってしまうのか
古川美穂

[カラーグラビア]

〈コンサートレポート〉 関ジャニ∞、 15周年の節目に……

〈宝塚 すみれ色の未来へ 特別篇〉 星組 紅ゆずる
コメディエンヌとして、涙と笑顔で 退団記者会見&パレード

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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