節電・節約へのイライラ、たったの10円かも?

そして私達がせっせと取り組んできた節約というのも、実はお金の面からみても、また省エネ観点からみても、ほとんど無意味なものが大半だったりします。

それが元で何かを我慢したり、夫婦関係のいさかいの元になってまでやるものではないし、人生における優先順位が違うのではないかと思うのです。

何度言っても電気を消さない夫にイライラするという悩みをよく聞くのですが、これこそ優先順位が違う代表例(写真提供:Photo AC)

よくあるのが「夫が電気を消さない問題」。何度言っても電気を消さない夫にイライラするという悩みをよく聞くのですが、これこそ優先順位が違う代表例。

そもそも配電というのは、各家庭の契約量に合わせてされているもの。そして一度作った電気は基本的に備蓄できたり、他所に回したりできるものではありません。

なので節電というのは、実はピーク時の使用量を抑えて、契約量自体を下げない限り、ほとんど意味がないんです。

家庭でこまめにつけたり消したりしたところで、余った分の電気は大半がただ捨てられるだけだし、節約できる金額だって月にたった数十円程度。

この数十円のために、夫になんとかして電気を消させようとあれこれ手を尽くしたり、いさかいをするくらいなら、いっそ電気なんてつけっぱなしでいいと思います。

どーしても気になる場合でも、LEDや、人感センサー付き照明にするという手もあります。