節約にいいという思い込み
そんなわけで我が家では、電気は気がついたときには稀に消すこともあるものの、基本はつけっぱなしで、特に何も気にしてません。
エアコンもしかり。私は日本に住んでたとき、5月から10月くらいまでは長期旅行を除き外出時でもずーっとつけっぱなしでした。
エアコンは起動時に一番電力がかかるし、私は暑い日の朝や帰宅時に部屋が冷えるまで待つのが嫌なので、節電や節約効果より快適性を優先。
こちらも年間で数百円〜数千円しか変わりません。
このように、部屋が暑い・寒いのにエアコンを使わず我慢したりとか、便利家電を使うのを我慢したりとか、お風呂のお湯を溜めるのを我慢したりとか、お風呂の水を面倒くさいと思いながらも再利用したりとか……。
なんとなく節約にいいと思い込んでしていることの中でも、実際はほとんど意味のないことやデメリットもいろいろあります。
実利としてはほとんどないことを認識した上で、自分の趣味や自己満足でやっていることであればもちろん否定しません。
でも、少なくとも人に強要するほどの価値はないはずです。という私も、お風呂のお湯が溜められなかった一人ですけどね(笑)
※本稿は、『女子とお金のリアル』(すばる舎)の一部を再編集したものです。
『女子とお金のリアル』(著:小田桐あさぎ/すばる舎)
「私なんてこんなもの。身の丈で生きよう」と人生をあきらめた節約OLが、転職・副業・起業を経て億単位の年商に。秘訣は夢や理想より「欲望」だった。家庭や社会では教わらない資本主義のルールを知れば「お金のある人生」が歩ける!