「置き場所」が決まると「居場所」が生まれる
「置かれた場所で咲きなさい」というクリスチャンの渡辺和子さんの言葉がありますが、家族それぞれが置き場所をわかっていたら、自分で自分のことができるようになるでしょう。
それが自信になりますし、一番大きな変化は不便が解消されて自由度が増すこと。家族がお互いに能力と個性を出し合って成長していく関係になれるし、しようと思ったことを行動に移しやすくなります。それが心地いいのですね。
今よりよい方へ向かうように、何かが育っていく。そういう空間なんですよね、居場所のある家って。
私たちの1日は「したいこと」と「しなければいけないこと」のせめぎ合い。もし自分の居場所がなく、必要な資料や道具が家のあちこちに散らばっているとしたら、「しなければいけないこと」にはなかなか取りかかれませんね。
やったとしても時間がかかり、自由に使える時間は少なくなってしまうのではないでしょうか。
例えば、パソコンのフォルダがきちんと整理されているところを想像してみてください。同じように情報や道具がたちどころに取り出せる環境なら、多少不得意なタスクも先延ばしせず取りかかれるはず。結果、好きなことをする時間の余裕も生まれます。