少子高齢化を背景に「空き家」急増が問題となっている現代。住宅総数に占める空き家の割合は7軒に1軒とも言われますが、そのうちの何割かは家族の思い出が詰まっている誰かにとっての「実家」であることは想像に難くありません。一方、様々な困難を乗り越えて「親の家を片づける=親家片(おやかた)」を経験した人たちのエピソードを収録した本を、漫画家・浅田アーサーさんが12月に刊行しました。その本から「遠く離れた実家の片づけに一人で向き合った女性」の体験談について、3回に分けてご紹介。今回が最終回です。
「親家片」を始めて1年
最後に残ったのは仏壇でした