「号泣注意」のキャッチコピーともに、読み聞かせ動画がTikTokで300万回再生されて話題となった物語『もうじきたべられるぼく』。動画だけで拡散されていた物語が、10年の月日を経て、絵本『もうじきたべられるぼく』として刊行され、版を重ねて話題になっています。はせがわさんの絵が世に出だしたころ、お手紙を貰うことがチラホラあって、しかもその差出人は高確率で病気の人だったんだそうで……。人生観がつまったイラストエッセイ「なんだもんぱんだもん」です。
どんな絵描にも好きと言ってくれる人がいる
その昔、芸術家っぽい人たちで作る雑誌で
一般受けする美少女画家さんたちを非常に小馬鹿にした記事
を読んだことがあります。
自分もどちらかと言えば馬鹿にされる側にいましたのでちょっと悲しかったです。
もちろんわたくしは芸術家のげの字もない甘っちょろ絵描きですので
言われることに異論はないのですが。
どんな絵描きさんにもその絵が好きと言ってくれる人がいますからね。
自分の絵が世に出だしたころ、ちらほらお手紙などいただきました。
その内容がかなりの確率の高さで病気の人からでした。
ほんとに入院中の人もいれば心の病の人とか。