「号泣注意」のキャッチコピーともに、読み聞かせ動画がTikTokで300万回再生されて話題となった物語『もうじきたべられるぼく』。動画だけで拡散されていた物語が、10年の月日を経て、絵本『もうじきたべられるぼく』として刊行され、版を重ねて話題になっています。絵本『もうじきたべられるぼく』が生まれるきっかけとなったのは、当たり前を疑うことだったそうで……。人生観がつまったイラストエッセイ「なんだもんぱんだもん」です。
あたりまえを疑ってみる
絵本「もうじきたべられるぼく」が思いがけず大勢の人に
話題にしていただいています。
この本はずいぶん前の作品で、当時世の中の不条理なことについて
いろいろ考えていた時に出来たものでした。
日々あたりまえと思っていることが、果たしてほんとにそうなのか?
そう考えるきっかけになったのは、アインシュタイン博士の伝記を読んだ時でした。
アインシュタイン博士は子供のころ、遠ざかるにつれて短く見える電柱を見て
なぜだろう?と考えたそうです。
そんなこと普通考えますか!?
あたりまえでしょう~!で済んじゃう話なのに…
それから物理に興味を持ったんだそうです。