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高まるプロテイン需要
プロテインは「動物性」と「植物性」に分けられる
【動物性プロテイン】
【植物性プロテイン】
形状別の特徴は?

プロテインは「動物性」と「植物性」に分けられる

プロテインを大別すると、「動物性プロテイン」と「植物性プロテイン」の2種類に分けられます。

 

【動物性プロテイン】

主に「ホエイプロテイン」と「カゼインプロテイン」の2種類があります。

ただし、牛乳アレルギーの人は摂取できません。また、乳糖不耐症(牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなる体質)の人が摂取するとお腹を壊してしまうリスクがありますので、これらに該当する人は後述する「ソイプロテイン」を選びましょう。

(ホエイプロテイン)

特長:体内での吸収が早い

主成分である「ホエイ(乳清)」は、牛乳の成分が分離したもの。たまにヨーグルトの表面に水がたまっていることがありますが、これがホエイです。ホエイには水溶性タンパク質のほか、ビタミンやミネラルなども豊富に含まれていて、栄養価が高いとされています。

ホエイから作られるホエイプロテインは水に溶けやすく、体内での吸収がスムーズです。運動後など、速やかにタンパク質を摂取したいシーンに適しています。

(カゼインプロテイン)

特長:腹持ちがいい

主成分である「カゼイン」は、乳タンパク質の約80%を占める不溶性タンパク質です。

胃酸で凝固する性質があり、消化・吸収がゆっくり進むので、満腹感が長持ちしやすいというメリットがあります。

そのため、カゼインプロテインはダイエット時におすすめです。間食に取り入れたり、普段の食事と置き換えたりして摂取するとよいでしょう。

 

【植物性プロテイン】

大豆由来の「ソイプロテイン」が一般的です。アレルギーや体質により、牛乳由来のプロテインが摂取できない人に適しています。

デメリットは、動物性プロテインと比べると風味のクセが強いことです。人によっては飲みにくいと感じるかもしれません。

(ソイプロテイン)

特長:大豆イソフラボンが豊富

大豆を原料とするプロテインで、女性ホルモンの「エストロゲン」と似た働きをする成分「大豆イソフラボン」を豊富に含みます。

そのため、エストロゲンの分泌が減少する更年期の女性に特におすすめです。

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