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流行などにすぐ流される様子を指す「ミーハー」という言葉。最近ではあまり聞かれなくなりましたが、「ミーハーな人」や「ミーハー心がある」などといった使われ方をします。響きが英語っぽいので英語ルーツの言葉かと思いきや、実は日本語から生まれた言葉なのだとか。懐かしのミーハーの語源について迫っていきましょう。

昭和で流行した名前から?人気スイーツから?

ミーハーの語源には有力な説が2つあります。1つ目は女の子の名前から来ている説。ミーハーが使われるようになった昭和初期、女の子の名前は「みよちゃん」「はなちゃん」など「み」や「は」がつくものが多く流行っていたそう。

そして「流行に流されるような女の子」の総称として、「みいちゃんはあちゃん」を略してミーハーになったという説が有力です。

もう1つは、昭和初期に人気だったスイーツ「みつ豆」と、当時のイケメン俳優であった「林長次郎さん」の名前からきた説。みつ豆は、赤えんどう豆やフルーツに蜜をかけた甘味で、「みつ豆ホール」という専門の喫茶店ができるほど流行しました。

また、昭和の俳優・林長二郎さんも銀幕スターとして人気で、当時流行した両者の頭文字「み」と「は」からミーハーが生まれたと言われています。