ほほ笑む節子さんと淳子さんの写真
豆撒きのお控え室で母(和泉節子)と共に、はいチーズ(写真提供:淳子さん 以下すべて)
小学校の教科書で『附子』という狂言にふれた人も多いのでは。伝統芸能である狂言の歴史は、歌舞伎より古く室町時代に遡り、およそ650年。その歴史のなかで初めて女性狂言師となった和泉淳子さんが、狂言の面白さや日本文化、家族のことなどを綴ります

目標達成に向かうしかない

令和7年がはじまって早ふた月が過ぎた。1年の6分の1が過ぎたとは、あまりに早い。

時間よぉ、止まれ〜♪と歌い出したくなる。

今年は、乙巳(きのとみ)の年。

お正月飾りと淳子さん
和泉流宗家敷舞台玄関にて

乙は、十干の2番目で「軋む(きしむ)」を意味しており、陰陽五行説では、木の陰のエネルギーを表し、植物が成長し広がっていくような意味あいだそう。柔軟性や協調性を象徴し、周囲との調和を保ちながら自身の目標に向かって進んで行く年。そこに十二支6番目の巳年の脱皮、変化、再生とくれば、素敵な自分になるよう、しなやかに目標達成に向うしかないではありませんか。