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人生100年時代、現役世代を駆け抜けた後はどのように過ごせばいいのでしょうか。精神科医の保坂隆先生いわく、人生後期は無理をせず「ほどほど」をキーワードに過ごすことが大切とのこと。『精神科医が教える 人生を楽しむ ほどほど老後術』より、日常生活を元気で楽しく暮らすための知識をご紹介します。

シニア同士の助け合い

シニア同士の親睦や交流を図るために、地域でさまざまなイベントがさかんに開催されています。

支援のシステムも多くなり、民生委員が自宅を訪問して生活相談を受けるなどの活動も行われていますが、「私は大丈夫。けっこうです」と、支援を拒否するシニアも少なくないとか。

「できる限り他人様に迷惑をかけたくない」という気持ちがあるのでしょうか。あるいは、「人の助けを受けなければならないほど、老いぼれていない」といった自尊心があるのかもしれません。

しかし、誰でも年をとれば体力が衰えます。自分で思っているほど若くないのが現実でしょう。