(『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』/(c)NHK)
現在放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK総合、日曜午後8時ほか)。ドラマには江戸時代を彩る戯作者や絵師が登場。なかでも謎多き喜多川歌麿の人生を染谷将太さんが演じ、話題となっています。25年9月7日、その歌麿とゆかりが深い栃木県栃木市にて、「歌麿役 染谷将太さんとみる! 大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華之夢噺〜』トーク&パブリックビューイング in 栃木市」が開催され、染谷さんが登壇されると会場は大盛り上がりに。今回その模様をお伝えします。(文:婦人公論.jp編集部 吉岡宏)

『べらぼう』イベントに染谷さんが登壇

「とちぎ岩下の新生姜ホール」に集まった多くのドラマ視聴者を前に、イベントでは、大川秀子・栃木市長らのあいさつと共に、歌麿と栃木市のゆかりについて紹介。

肉筆画の大作「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」の三幅が明治12年に市内で展示された記録があること、数少ない歌麿の肉筆画の中で「女達磨図」「鐘馗図」「三福神の相撲図」の3点が栃木市内で発見されており、歌麿が栃木滞在中に筆をとったと推察されていること、さらに歌麿まつりといった地域イベントが開催されていることなどが伝えられました。 

それから染谷さんがステージに登壇すると、会場は大盛り上がりに。

壬生町に祖父母が住んでいたため、幼いころに栃木県をよく訪ねていたことや、県内で撮影をしたドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」の思い出を語った染谷さん。

「雪月花三部作」の高精細複製画と染谷将太さん (c)NHK

なお染谷さんはイベントを前に、栃木市立美術館を訪問。

「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」の高精細複製画を鑑賞して「今まさに撮影中ということもあり、とてもパワーをもらった」とその感想を話しました。