部屋にモノが散らかって困っているという人は多いのではないでしょうか。「断捨離」の提唱者であるやましたひでこさんは、「『私にふさわしいもの』を自らの胸に徹底的に問いかけた上で、過剰なモノを手放す」ことを勧めます。そこで今回は、やましたさんの著書『モノが減ると心は潤う 簡単「断捨離」生活』から抜粋し、お届けします。
鍋は「見てくれ」で選ぶ
引き出しに収まった姿も美しい
キッチン道具はビジュアルで選びます。そう言うと、失敗はないの? と聞かれますが、はい、失敗はありません。「用の美」という言葉をご存じでしょうか。使いやすいモノは自ずと洗練されて美しいモノになるという言葉です。
鍋は「用の美」の代表格。食卓にも上げられる美しいモノを、という基準で選んだのが、ル・クルーゼの鍋です。
50代で初めてのひとり暮らし。まるで新婚さん気分で、うきうきしながらデパートの鍋売り場へ。憧れのル・クルーゼを目の前に、赤にしようか白にしようかと悩んだあげく、「赤!」となりました。