写真提供:越乃さん 以下すべて
100年を超える歴史を持ちながら常に進化し続ける「タカラヅカ」。そのなかで各組の生徒たちをまとめ、引っ張っていく存在が「組長」。史上最年少で月組の組長を務めた越乃リュウさんが、宝塚時代の思い出や学び、日常を綴ります。第114回は「アップデートされないクリスマス・イブ」です。

前回「越乃リュウが教える<スマホでもツリーをきれいに撮れる3つのコツ>シャッターを押す直前にカメラレンズに…」はこちら

アップデートされないクリスマス・イブ

一年で一番街が華やぐ季節。

ショーウィンドウは赤と緑の華やかな装飾に彩られ、日が暮れると街路樹が一斉に輝く。クリスマスが近づくと、世の中は急に浮かれモードへと切り替わります。

そんな華やいだ季節、ありがたいことに、さまざまなパーティーやお集まりにお声がけいただく機会が増えます。

そして、ほぼ間違いなく求められるのが、「何かクリスマスソングを歌ってもらえますか?」というリクエストです。

そのリクエストに応えて歌うのは、毎年変わらず、

♪雨は夜更け過ぎに~

そう、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」です。

ここ何年も、いえ、十何年も変わらず歌い続けています。

私の中では、クリスマスソングといえば、山下達郎さん一択なのです。