笠置シヅ子を演じたキムラ緑子(中央)が力強いパフォーマンスを見せた

キムラ緑子主演の舞台『わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-』の公開ゲネプロが12月30日、東京・三越劇場で行われた。

「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などのヒット曲で知られ、「ブギの女王」と呼ばれた笠置シヅ子。戦前から戦後にかけて活躍し、当時としては異例の派手なパフォーマンスと躍動感のある楽曲で一世を風靡。大阪松竹少女歌劇団への入団や作曲家・服部良一との友情、恋人との死別、未婚での出産など、波乱万丈な半生は朝ドラにもなり、『ブギウギ』(2023年後期)では笠置シヅ子をモデルにした福来スズ子役を趣里が演じた。

『わが歌ブギウギ』は、笠置シヅ子と親交のあった作家・小野田勇が脚本を手掛け、昭和62年にNHKでドラマ化。平成5年に音楽劇として初めて舞台化されて以来、繰り返し上演されてきた作品。

作曲家・服部良一(松村雄基)との出会い、恋人・花森英介(林翔太)との別れなどを経て、戦後の日本を元気づけ、ブギの女王と呼ばれるまでになったシヅ子の半生を描く。