「毎月節約しようと思っても続かない…」「貯金しようと決意しても、気づけば残高がゼロ…」こうした悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。明治大学教授の堀田秀吾先生は、「お金が貯まらないのは、私たちの脳や心には、知らないうちに貯蓄を妨げる『クセ』が仕込まれているから」と語ります。そこで今回は、堀田先生の著書『科学的に正しい[お金が貯まる]習慣』から抜粋し、世界の名門大学の研究で証明された「科学的にお金が貯まる習慣」をご紹介します。
なぜ衝動買いが起こるのか
スーパーで夕飯の食材を買うつもりが、レジ横のチョコレートに手が伸びてしまったなんてこと、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。こうした衝動買いがなぜ起こるのかは、実は心理学で説明できます。
まず、自分自身をどう見るか、どう考えるかという「自我認識」には大きく2つのタイプがあります。
ニャチャン大学のトゥーらによる研究では、「独立的な自我」(自分=「個人」が中心)を持つ人は、自分の欲求や楽しみを優先しやすく、「せっかくだから買っちゃおう」と思う傾向があるとされています。
一方、「相互依存的な自我」(自分=「人との関係の中の自分」が中心)を持つ人は、家族や友人との関係を大事にし、「これを買ったら家計や健康にどう影響するかな」と考えるため、衝動買いを抑えやすいのです。