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[特集]
〈怯えず、怒らず、落ち込まず〉
機嫌よく 暮らそう
●注目記事●
〈人間社会をうまく生き延びるために〉
あきらめることがすごく好きになってきた
谷川俊太郎× 伊藤比呂美
伊藤 谷川さん、こんにちは! ずっとお会いしたかったぁ!
谷川 比呂美さん、早稲田大学で学生に詩を教えてるんだって?
伊藤 あたし、人の詩なんか興味なかったのに面白いんです。この2年、山のように読んでます。
谷川 偉いねえ。歳をとったら真人間になってきたね。
伊藤 アッハハ。谷川さんていつも変わらず穏やかですよね。
谷川 あのね、80年以上生きてると、だいたい感覚が鈍っていくんですよ。味覚とか、嗅覚とかね。美味しいものはわかるけど、まずいものをまずいと思わなくなってるから、すごいお得なの。そういう感覚の鈍化があるから、あんまり機嫌悪くならないっていうのはある。だからCovid-19も地球の変動としては気になるんだけど、自分ひとりとしては全然影響受けてないって感じ。
伊藤 アハハハ。だけど夜は完全におひとりでしょう。寂しいなって思うときは。
谷川 いやぁ、気が楽だなあと思いますね。
(一部抜粋)
他にも、読者アンケート結果発表「3密がダメでも大丈夫。あの手この手のストレス発散法」、寺島しのぶさんのインタビュー「「白か黒」な性格を見直して、グレーを受け入れる練習中」、高嶋ちさ子さんと中野信子さんの対談「ほどよくキレる。それがわが身を守るコツです」、大川繁子「93歳、保育士を続けられるいまが本当に幸せ」などが掲載されています。
[第二特集]
〈荒れ、痛み、変形をガマンしないで〉
手指、爪の 悩み相談室
●注目記事●
〈65歳以上の9割に異変あり〉
「年のせいでしびれる」「関節の腫れは治らない」は 間違いです!
平瀬雄一
指の関節やつけ根が痛む、手がこわばる、しびれる、といった手指の症状に悩む人はとても多く、なんと、65歳以上の90%に何らかの手指の変形がみられるという研究データもあります。
みなさんの中にも手指の不調で整形外科を受診した方はいらっしゃるでしょう。そのとき、医師から「年のせいですね」「使いすぎでしょう」などと言われませんでしたか? 「この痛みにはつき合っていくしかない」「そのうち痛みは消えます」と、適切な診断と治療をされないケースは珍しくないようで、患者さんは「年だから仕方ないのね」と諦めてしまう。でも、そのまま放置して手指を使い続ければ、徐々に症状が進行し、やがて関節が変形していきます。
(一部抜粋)
他にも、専門家の解説「「徹底保湿」と「冬でもUVケア」で、 潤いたっぷりの肌に」が掲載されています。
[読みもの]
〈ルポ・「心の成長」がもたらした全米V〉
"コスモポリタン"大坂なおみを 支えた家族とチーム
神仁司
テニス4大大会の1つであるUSオープンで優勝を果たした大坂は、いったんベンチに戻ってラケットを置いた後、アーサー・アッシュ・スタジアムのテニスコートに再び戻り、不意に両ひざを立てながら仰向けになって、約20秒間双眸を見開きじっと空を見つめた。歴代チャンピオンたちが優勝の瞬間コートに横たわって眺めた、初秋を感じられるニューヨークの高い空を、大坂も目にしてみたかったのだ。新型コロナウイルスのパンデミックの影響で無観客試合のため拍手も歓声もなかったが、大坂にとって優勝の実感をかみしめるような大切な時間となった。
2年ぶり2度目のUSオープン優勝は、大坂が、プロテニスプレーヤーとして「心技体」すべての面で成長したことを証明したタイトルとなった。
テニスの技の向上は、2020年シーズンから大坂に帯同しているウィム・フィセッテコーチによる功績が大きい。
「勝つことばかりにフォーカスすると、物事は間違った方向に行きます。コートで必要なのは、試合に臨む姿勢、ゲームプラン、ポジティブなエネルギー。これらがパズルを形成する一つひとつのピースとなって揃った時に、勝利はついてくるのです」
このフィセッテコーチからのアドバイスを素直に受け止めた大坂は、コート上で見事なベストパフォーマンスを披露してみせた。(一部抜粋)
[連載]
〈婦人公論井戸端会議2020〉
司会=重松清 ゲスト=伊沢拓司/宮崎美子
クイズの極意は知識?度胸?
重松 つくづく、僕たち日本人はクイズが好きなんだなと思います。僕は今57歳ですが、物心ついたときからテレビではクイズ番組がありました。その時々で人気の浮き沈みはあっても、絶えることはない。宮崎さんはクイズ番組の変遷を解答者として体験してこられました。デビュー後すぐの頃から『クイズダービー』(1976~92年)のレギュラーでしたね。
宮崎 81年から約2年です。でも、実は芸能界に入る前、熊本にいた大学2年生のときに『アップダウンクイズ』(63~85年)にも出ていたの。
重松 ああ、「夢のハワイ旅行」!
宮崎 ハワイ行きは夢に終わりましたが、それがクイズ番組の初体験でした。
重松 クイズの歴史にも大変造詣が深い伊沢さん、世代的にリアルタイムではご存じない『アップダウンクイズ』には、どのような評価や感想をお持ちですか。
伊沢 『アップダウンクイズ』が日本の早押しクイズの歴史をつくったとも言えます。解答者の乗ったゴンドラが“アップダウン”し、1回間違えると、1番下まで落ちていく。「10問正解すると夢のハワイ旅行」というのも、当時の憧れで、クイズは素人が参加して夢を追うものだ、とこの番組で示されました。
重松 なるほど。視聴者が参加するのはこの頃からですか。(一部抜粋)
[グラビア]
〈カラーグラビア&対談 本物の親子のように〉
井ノ原快彦×道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr. )
幸せの種は家の中にある
他にも、
〈「だしパック」で美味しく食べて痩せる!〉
川島章良(はんにゃ)
プロポーズ前夜のがん発覚。18キロのダイエットで人生が変わった
〈『恋する母たち』が直面する夢と現実とは〉
柴門ふみ
エロスは本能。封印しないで上手に発散すればいい
〈コンプレックスがあっても〉
大久保佳代子×遠野遥
新・芥川賞作家と人気芸人が明かす"根拠のない自信"
〈座談会 話題の"高学歴"ドラァグクイーンのホンネ〉
八方不美人
「男らしさ」や「女らしさ」を 歌で笑い飛ばしたい
などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!