健康な人ほど体の状態に細やかな意識を向けて、必要とあればそれなりのお金を使っている。ではいったい、何に、いくらくらい費やしているのか。今回ご紹介するのは57歳のハルカさん。髪と頭皮のケアにお金をかけ続けてきたというハルカさんですが、かけた金額と、それによって実感している効果とは──
髪と頭皮のケアに手間とお金をかけ続けて
「薄毛が気になり始めたのは40代の半ば。更年期の入り口あたりから、髪と地肌のケアに手間とお金をかけるようになりました」と言うのは、57歳で豊かな髪の持ち主のハルカさん(仮名=以下同)だ。
大阪でピラティス教室を主宰するハルカさんが初めて髪のボリュームを意識したのは、子どもを産んだ直後の32歳の時。行きつけの美容院で「生え際が薄くなっていますね」と指摘されたのだ。
「当時は家事と育児で手一杯で、髪の毛どころじゃないと聞き流していたんです。でも10年くらいして教室を始めた際に、準備のストレスのせいか抜け毛が増えたことに気がついて。もともと髪が細く猫っ毛だったのですが、人前に出る仕事なのだからもっと外見に気を使おうと、自身の髪と向き合うようになりました」
ハルカさんは美容院のスタッフに相談し、髪と地肌に良いとされるシャンプーやトリートメント、エッセンスなどを購入。集中ケアが効くと言われ、1週間分で2万円もするフランス製ヘアケア剤を使っていたこともある。