2022年5月号
見どころ動画配信中!

[特集]
可能性は無限大! やりたいことは何歳からでも

趣味、仕事、習い事――「新しく始めたい」と思いつつ、年齢や多忙を理由にチャレンジできていない。今年こそ、そんな壁を乗り越えて一歩を踏み出してみませんか?心のままに新たな扉を開いた経験者は、「世界が開けた」「満たされている」と口をそろえます。刺激のある生活は、脳を若々しく保つ特効薬にもなり、人生を豊かなものに変えてくれるはずです

●注目記事●

〈トットちゃんは冒険好き〉
「100歳で政治記者」が 将来の目標です
黒柳徹子

日本初のテレビ女優、長寿番組の司会者、ベストセラー作家、ユニセフ親善大使――。どんな時代にあっても、自らの好奇心や感性を頼りに活躍の場を切り拓いてきた黒柳徹子さん。近年はSNSにも挑戦し、そのお茶目で純粋な人柄に注目が集まっています。「面白そう」「やってみよう」という気持ちは、年齢を重ねても衰えることはないのだとか

今日のお衣装は、ユーチューブチャンネル『徹子の気まぐれTV』でデザイン画を描いたもの。下手な絵だったけど、可愛く仕立ててもらえました。私、素敵とか、キレイとかより、「カワイイ」と言われるのがいちばん好きなの。

ヘアスタイルは、タマネギ頭だといつもと同じだからつまらないじゃない? だから、ちょっと変えてみました。お衣装も髪形も、みなさんに喜んでいただきたいから。昔、ニュースショーに出ていたとき、「親の介護でずっと家にいるけれど、徹子さんの服を見るのが楽しみです」というお葉書をいただいて。それ以来、『徹子の部屋』も、毎日着るものを替えるようにしています。始まったのが1976年だから、今まで着た衣装だけで1万何千着。何かのときにもう1回着ようと思っているもの以外は、親と一緒に暮らせない子どものための活動をしている団体に寄贈して、売ってもらって。自立支援ホームが3軒建ったといいますから、よかったなと思います。でもまぁ、新しいお洋服をどんどん買っていると、お金は貯まらないわね。(笑)(一部抜粋)

他にも、唯川恵さんのインタビュー「山登りはつらくて楽しい 自分との対話」、萩本欽一さんの「皆が集える自由なお墓を つくっちゃうぞ」、桑田ミサオさんの「95歳の笹餅屋さん、 「おいしい」の言葉が励み」、ルポ「大人のバレエ教室は花ざかり」など。
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[第二特集]
ペットと最後まで暮らす

人間の何倍もの速さで歳をとるペットたち。高齢になった彼らとどう向き合えば、最後まで穏やかに暮らせるのでしょうか。突然“その時”がきて慌てないように、ペットの「老い」について知っておきたいものです。一方で、飼い主も歳を重ねていきます。万一の場合に備えてペットの行く末を考えておくことが、家族には必要な時代になっています

●注目記事●

〈獣医師に聞く 安全な環境づくりから看取りまで〉
大事な家族の 老いにどう備える?
藤あや子×片川優子

保護猫きょうだいとの暮らしぶりをツイッターやブログなどで発信している藤あや子さん。「(2匹は)ペットではなく、家族」と言う藤さんが心配なのは、今後のこと。さまざまな疑問について獣医師の片川優子さんに聞きました

 2019年7月から、保護猫のきょうだい、マル(男の子)とオレオ(女の子)と暮らしています。2匹とも、この6月で3歳に。今はやんちゃ盛りで元気いっぱいなんですが、この先もずっと健康で過ごしてもらうためにはどんなことに気をつけたらいいのか、今日は、ぜひ教えていただければと。

片川 猫ちゃんを飼うのは初めてですか?

 いえ、以前、アメリカンショートヘアを飼っていたのですが、12歳で亡くなってしまって。そのときの経験があまりにもつらかったので、二度と飼わないと決めていたんですけど……。

片川 室内で飼うようになってから、猫ちゃんの寿命はかなり延びましたからね。最近は20歳まで長生きする子もいるので、12歳だとちょっと早いと感じてしまうかもしれません。

 そうなんです。夫の母が保護猫活動をしているのですが、あるとき自宅に保護していたメス猫が、4匹の子猫を産んだんです。その子たちの動画を見せてもらったら、「かわいい!」って、マルにひとめぼれしちゃって。「2匹で飼ったほうがラクよ」と義母がすすめてくれたので、姉のオレオも一緒に引き取ったんですよ。

片川 それはいい選択でしたね。(一部抜粋)

他にも、ジュディ・オングさんのインタビュー「愛犬のため  “育休”も取りました」、読者手記「 “相棒”がくれた幸福な時間」があります。
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[読みもの]

〈父、そして母を見送って〉
石原家に生まれた俺は 凡人の道を突き進む
石原良純

朝の情報番組やバラエティー番組で、見かけない日はないほど活躍中の石原良純さん。父は作家であり政治家としても活躍した故・石原慎太郎さんだ。兄と弟は政治家、末弟は画家である。日本一有名な「石原家」に生まれ、政治でも芸術でもない道を歩んだ良純さんとはどんな人物なのか。インタビューを申し込んだ矢先、両親の訃報が相次いで飛び込んで──

この春は、60年の人生で一番衝撃的な春だったと思います。父・石原慎太郎が2月1日、母・典子が3月8日に亡くなりました。

父は寝込んでいたわけじゃないけれど、足が不自由になっていたので、自分で歩くのは難しくなっていた。だから友人や親戚に電話するのを、取り次いだりしていたんです。その時に「いい人生だった。面白く楽しい89年だった」って、自らの口で笑いながら語っているのを聞きました。

その言葉通り、89年間、本当に好きなことをやり続けて、思ったことを実現しようと努力した悔いのない人生だったと思う。僕はやっぱり親父は文学者、物書きだと思っています。最後まで車椅子で机に向かっていましたから。文学、政治、それからプライベートでもヨットに乗ったり外国に遊びに行ったり。その最大の理解者であり、協力者だったのが母でした。

84歳で亡くなるのは、女性の平均寿命からすると早い気がするけど、父が亡くなったことで、母にとって最大の興味が失われたんだと思う。母は、「趣味・石原慎太郎」みたいな人でした。(一部抜粋)

 

〈1000人の部屋から見えてきた〉
片づけで手に入れる 幸福という物語
川村元気×近藤麻理恵

著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界的ベストセラーになった近藤麻理恵さん。拠点を移したアメリカでは、片づけレッスンをする番組が大ヒットしている。そんな近藤さんが片づけてきた部屋にまつわる実話をもとに、フィルムメイカー・小説家として活躍する川村元気さんが物語を紡いで――。意外な顔合わせで語る〝幸福論〞

川村 初めてお会いしたのは、2019年でしたね。僕が映画の仕事でしばらくロサンゼルスにいたとき、知人を通じてロスのお宅にうかがって。ロス滞在中は、「KonMari(こんまり)」の本やNetflixの番組シリーズが大人気なのを目の当たりにしました。

近藤 反響については、シンプルに驚いています。もともと海外志向はまったくなく、英語で仕事をするなんて考えたこともありませんでした。それが幸運なことに、私の著書がアメリカで出版されることになって。

川村 『人生がときめく片づけの魔法』は世界的なベストセラーになったんですね。それを機に生活の拠点をアメリカに。

近藤 はい。アメリカでの講演が増えて、移住を決めたのです。当初は、アメリカは家が広いし、誰もそれほど片づけに悩んでいないんじゃないか、と想像していたのですが、実際に来てみると困っている人はたくさんいて、私の片づけメソッドにとても関心をもってくださった。私がみなさんに伝えたい「生き方を考える」視点での片づけを、アメリカの人たちが理解してくださったんですね。(一部抜粋)


他にも、

〈唯一無二の存在として〉
限界を超え 新しい扉を開く
堂本光一(KinKi Kids)× 佐藤勝利 (Sexy Zone)

〈またふたりで漫才を〉
それぞれに病を得て 辿り着いた夫婦の形
宮川大助×宮川花子

〈アートな人〉
発達障害の僕が 「葉っぱ切り絵」に出会って
リト

〈名優たちの転機〉
聞き手・文◎関 容子
春風亭小朝

〈宝塚 すみれ色の未来へ 宙組〉
ミュージカル 『NEVER SAY GOODBYE』 ―ある愛の軌跡―
真風涼帆・潤花

〈漫画アンソロジー〉
「女どうし」 瀧波ユカリ〈前篇〉

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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