若者に限らず、オトナ世代にも人気の韓国アイドルたち。彼らの何がそんなに人々の心を掴んで離さないのか──。沼にどっぷりハマってしまったという3人が語り合いました(構成=上田恵子 撮影=洞澤佐智子)
推しと出会って思わぬ変化が
麻木 私はいつも元気いっぱいな人だと思われがちですが、年齢を重ねるにつれてメンタルのバランスがうまくとれなくなって苦労していたんです。すぐに気分が落ち込んだり。
黒沢 それで、つい通販に走ってしまうと。(笑)
麻木 そうそう(笑)。でも、BTSのおかげで爆買いが減った。彼らは今でこそ大スターだけど、小さな事務所からデビューしてずっとひたむきに努力して戦ってきた人たち。
曲を聴くたびに、「うなだれていちゃダメだ。僕たちを見て!」と鼓舞してくれる気がするの。こんなに若い子たちが頑張っているんだから私も落ち込んでいられないなって、励みになる。
2003年、5人で結成。05年から日本に進出し、高いパフォーマンス力で人気に。10年に3人がグループを離れ、11年ユンホとチャンミンの2人で活動再開。18年には日本のコンサート動員力ランキングで1位を獲得した
「いつまでも謙虚な姿勢と高いプロ意識に感動!」(黒沢さん)