お気に入りの黒ぶち眼鏡で(写真提供◎青木さん 以下すべて)
青木さやかさんの連載「49歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、49歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。
今回は「老眼鏡を初めて使った人として」です。

前回「初めて何かにハマりそうな人として」はこちら

これを老眼というのか

活字が読みづらくなった。
いつからだろうか。気のせいかな、と思った。思いたい。
少しばかり疲れ目なのかもしれない。一旦休ませよう。わたしの両眼。

翌日再チャレンジ。
やはり読みづらい。
翌々日も。その次の日も。

これを老眼というのか。(もう少し可愛らしい言い方は無いものだろうか)

だが、なんとなく老眼鏡というものに手を出せずにいて、
わたしは、購入する本を文庫本から単行本に変えた。単行本の方が文字が大きいからだ。しかし単行本も厳しくなってきて、この小説、雑誌サイズにならないものかしら、と思った。

読書好きの青木さん。窓際にも本が

仕事で配られる台本なども文字が小さくて読みづらく、スマホで写メしてから、それを拡大してみる、というようなことをしていた。