チェさんいわく、重要な選択と決断を行う際に常に考慮すべき要素がいくつかあるとのことで――(写真提供:Photo AC)
「自分の好きなことより、他人の意見に従ってしまう」「つい決断を先延ばしにする」「なんでもいいが口グセ」…。そんな人を「決められない症候群」と呼ぶのが、会社員のチェ・フンさんです。決断することの不安から抜け出し、自分が望む選択と決断を行うためにした改善やノウハウを記したエッセイが韓国で話題になりました。そのチェさんいわく、重要な選択と決断を行う際に常に考慮すべき要素が5つあるとのことで――。

なぜ決断ができなくなってしまうのか

選択と決断が苦手な人は、綿密に、徹底的に考えるので、時間がかかるのが問題だ。この点について改めて言及したのには理由がある。

私のように選択と決断が苦手な人たちは、しなくてもいい悩みや心配をして時間を無駄にする。起こってもいないことに対する不安で、決断ができなくなってしまうのだ。

本当に考えるべきことにフォーカスできず、他人の視線や評価、起こりもしないことを恐れて正しい選択と決断ができない。

そのため、ここで一度、より綿密に、より徹底して考えるべきことは何かについて見ておこうと思う。