徹底的に考えるべきこと「自分」

5つ目は「自分」だ。自分が求める選択と決断を行えるかが、前述の4つの要素の中でもっとも重要であり、もっとも基本とすべき要素だ。チャンス、コスト、影響力、タイミングは、すべて自分自身と連動している。

目の前に現れた選択が、自分にとってチャンスになるかどうか、自分のコストが合理的な支出になるか、自分と周りの人たちにポジティブであれネガティブであれ、どれほどの影響を与えるのか、そして、それを選択すべきタイミングなのか、それとも保留にすべきタイミングなのかは、すべて自分が選択するものだ。

チャンス、コスト、影響力、タイミングは、すべて自分自身と連動している(写真提供:Photo AC)

自分がそれを望んでいるのか、それが好きか、自分の心が惹かれる選択なのか、綿密かつ徹底的に判断しなければならない。

自分が望む選択であれば、後ろを振り返らず、前だけを見て望ましい結果が出るよう実行に移すだけだ。「石橋を叩いて渡る」という言葉があるように、慎重になって悪いことはない。

むしろ自分が望む選択と決断を行うのにプラスに働くはずで、タイムマシーンに乗って過去に戻り、選択し直したいと思うほど後悔することはないだろう。

※本稿は、『私はすべて自分で決める。』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。


私はすべて自分で決める。』(著:チェ・フン、訳:李明華/ダイヤモンド社)

自分にとってベストな選択をする方法とは? 韓国の”自己変革”ベストセラーエッセイが日本上陸!「自分の好きなことより、他人の意見に従ってしまう」「つい決断を先延ばしにする」「なんでもいいが口グセ」……かつて「決められない症候群」だった会社員が教える、自分の選択で最高の人生を切り拓く6つのステップ。余計なものを手放して、自分らしく生きよう!