(写真提供:Photo AC illust AC)
日本各地の名産が手軽に味わえる缶詰が注目されています。缶詰博士・黒川勇人さんのおすすめは?(構成◎上田恵子 撮影 〈商品〉◎本社・奥西義和)
●大ぶりの蒸し牡蠣にゆずの香りがさわやか
撮影◎本社・奥西義和

「漁師が番屋(仕事場)で作業の合間に食べている蒸し牡蠣を、そのまま缶詰にしようと試行錯誤の末に生まれた逸品。陸前高田産の三年牡蠣を殻ごと蒸すことで、ぷっくりと仕上げており、私は牡蠣の缶詰の中で一番美味しいと思っています。ゆずの香りがさわやか。汁にもほど良い塩味があり、日本酒に少したらして飲むのもオツです」

■番屋風蒸し牡蠣水煮缶 3缶セット
80g×3缶 3240円/登喜家(タイム缶詰) TEL/03・6206・9527

 

●瀬戸内の恵みたっぷり。ムール貝のオイル漬け
撮影◎本社・奥西義和

「瀬戸内の塩にレモンの皮と果汁を加えた『藻塩レモン』と、オリーブオイルで漬け込んだ宮島ムール貝。身がプリプリしていて、お酒のつまみにぴったりです。レモンのさっぱりとした風味がきいたオイルは、バゲットにつけると絶品。さらに、にんにくと炒めてペペロンチーノにしてもいいですし、トマト缶と一緒に煮込んでトマトソースにするのもおすすめです」

■レモ缶 宮島ムール貝のオリーブオイル漬け
65g 540円/瀬戸内レモン農園 TEL/0120・817438