「「子どもたちがかわいそうだ」と、シングルマザーになることを誰も応援してくれませんでした。私自身も決して悩まなかったわけではありません。自分の夢を追ったうえに、子どもたちを振り回そうとしている。それはわがままにほかならないんじゃないか? 私は大人にも母親にもなりきれていないんじゃないか? と」
「作家として特に大きな目標はないけれど、おばあちゃんになってもずっと書き続けていられたらいいですね。」
「読んでくれた方が、クラスの中でポツンと1人で寂しそうにしている子に『明日は声をかけてみよう』と思えるような、背中を押せる力になればと思ってこの物語を書きました。」(撮影:本社写真部)