読者と本誌の結びつきを強めた事業のひとつに、全国主要都市で開催された講演会「婦人公論文化講演の夕」がある。写真は壇上で話をする三枝さん。読者の誌上参加の機会はますます増え、募集は手記のみならず論文にも及んだ。年間の記事のなかで、特に感銘を受けたものを読者投票で選ぶ「読者賞」が人気を博したほか、62年には、本誌主催の「女流文学賞」を新設している
1960年、愛読者グループのハワイ支部を訪ねた三枝さん。全国に約95、海外にも複数の支部があったころで、「東京グループ」には30代を中心とする約250名の会員がいたという
「『斜陽』の子を抱きて」太田静子(『婦人公論』83年2月号)