想定した未来が必ずあるわけではない

戦争前までは、自分の人生の時間は無限にあると思っていました。今日やりたかったことができなくても、「時間はたっぷりあるし、また明日からスタートすればいい」と思っていました。

例えば、子どものころから英語やスペイン語など、いろいろ勉強したいと思っていても、なかなか始められず、つい「明日から」とか「やっぱり来月から始めよう」と先延ばしにしていたことは多いでしょう。

でも、戦争が始まった今では、取り組む時間も気持ちの余裕もありません。

戦争が始まってから、自分のやりたいことをもう1回考え直してみると、「本当に自分に明日とか来月という未来があるの? ましてや来年、再来年も先のことなんてどうなるかわからない」という気持ちになってしまうのです。

もちろん前向きに計画しながら生きるのは大事ですが、想定した未来が必ずあるわけではない、ということを、悲しいですが忘れてはいけないと思っています。

※本稿は、『祖国を愛し、家族を守る ウクライナ女性の美しく前向きな生き方 美人大国・ウクライナ女性の衣食住と恋愛・結婚のすべて』(徳間書店)の一部を再編集したものです。

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祖国を愛し、家族を守る ウクライナ女性の美しく前向きな生き方 美人大国・ウクライナ女性の衣食住と恋愛・結婚のすべて』(著:カテリーナ/徳間書店)

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