◆そのほかの悩み

●物価が上がっているので、多少品質が劣ろうとも価格が安いものを優先して買ってしまう(49歳・パート)
●昔ほどたくさん食べられなくなった。また、味覚が変わってきて、食べられるものが少なくなりつまらない(61歳・無職)
●魚が体にいいとわかってはいても、あまり好きではないので、食事に取り入れられない(83歳・パート)
●夫亡き後、ひとり分を作るのが面倒になり、簡単な料理が多い。最近はお取り寄せの弁当に頼りがち(83歳・年金受給者)

森由香子先生のコメント

私が日頃提唱しているのは、「かきくけこ、やまにさち」(R)をバランスよく摂ること。これは10品目の頭文字をとったもので、海藻、きのこ、果物、鶏卵、穀類・芋類、野菜、豆・大豆類、肉、魚(魚介)、チーズなど乳製品・牛乳を指します。加えて年を重ねると、たんぱく質を十分に摂れているかが重要です。1日の摂取目安量は約50~60g。1食に20g程度は摂りたいところです。鶏肉100gに含まれるたんぱく質量は約20gですから、毎食100gずつ食べてようやくちょうどいい量になります。
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後編につづく

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