寿命を延ばす腸内細菌がある
腸内フローラは地域によって特徴があります。沖縄県大宜味村(おみぎみそん)の長寿者の腸内細菌を調べたデータが発表されていますが、この地域の高齢者にはアッカーマンシア菌という細菌が多いことがわかりました。
アッカーマンシア菌はヨーロッパの人たちに多く見られる細菌で、日本ではあまり見ることはありません。
ブルーベリーなどに含まれるポリフェノール類が体によいといわれていますが、アッカーマンシア菌はポリフェノールに誘導されていることがわかっています。
どういうことかというと、一般にポリフェノールは体(細胞)をサビつかせない作用(抗酸化作用)があるから体によいといわれていましたが、そうでなくアッカーマンシア菌を増やすから体によいのではないか? という可能性が出てきたのです。