寿命を延ばす腸内細菌がある

腸内フローラは地域によって特徴があります。沖縄県大宜味村(おみぎみそん)の長寿者の腸内細菌を調べたデータが発表されていますが、この地域の高齢者にはアッカーマンシア菌という細菌が多いことがわかりました。

アッカーマンシア菌はヨーロッパの人たちに多く見られる細菌で、日本ではあまり見ることはありません。

『70歳からの腸活』(著:内藤裕二/エクスナレッジ)

ブルーベリーなどに含まれるポリフェノール類が体によいといわれていますが、アッカーマンシア菌はポリフェノールに誘導されていることがわかっています。

どういうことかというと、一般にポリフェノールは体(細胞)をサビつかせない作用(抗酸化作用)があるから体によいといわれていましたが、そうでなくアッカーマンシア菌を増やすから体によいのではないか? という可能性が出てきたのです。