通称、キャットアイランド(猫島)。猫好きの外国人が「日本を訪れたら必ず立ち寄りたい」と口をそろえるほどの《聖地》となっている(撮影:千葉裕幸)
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市。その離島である田代島が今、世界中から観光客を集めている。通称、キャットアイランド(猫島)。猫好きの外国人が「日本を訪れたら必ず立ち寄りたい」と口をそろえるほどの<聖地>となっているのだ(取材・文=塩坂佳子 撮影=千葉裕幸)

船を降りると猫たちがお出迎え

田代島に向かう「網地島(あじしま)ライン」の発着所は、旧北上川が太平洋に流れ出る河口付近にある。以前は車でアクセスする地元民ご用達の門脇(かどのわき)発着所のみだったが、JR石巻駅から徒歩15分程度の中央発着所が新設され、グンと利便性が上がった。

 

 

 

船は日に3便。田代島から先は、かつて真っ白な砂浜が「東北のハワイ」と謳われた網地島、牡鹿半島の先端に位置する捕鯨で有名な鮎川港なども巡る。観光客だけでなく、島民や離島で働く人々の唯一の足となっている。

 

観光客が歩くのは、大泊と仁斗田という2つの港を結ぶ山の中の一本道。高速船はどちらの港で乗り降りしてもOK