2ヵ月足らずで婚約発表記者会見!?
私は関西出身の両親のもと、東京で生まれ育ちました。中学2年の時、商社に勤める父の仕事の関係で、母や妹と一緒にカナダへ。それから6年間をモントリオールで過ごしました。
海外の学校に適応できない子もいたそうですが、私はまったく平気で。父が知人から「クラスの人数が少ない私立のほうが慣れやすい」と聞き、伝統ある私立校に入れてくれたことが大きかったと思います。制服を着てみんなでランチをしていると、「映画『小さな恋のメロディ』の世界みたい!」と喜んでいました。
ただ、思春期に海外で過ごしたからか、親しい人に言わせると、私は日本人と少し感覚が違うところがあるようです。息子なんてはっきり、「感覚がズレている」と私に言います(笑)。ストレートにものを言うところかしら?今でも、パッと思いつく言葉が英語で出てくることもあります。
夫との出会い、結婚までの流れは、思い出してもあっという間でした。結婚は私が23歳の時のことです。四柱推命の占いで、「23歳で結婚する」と言われて、漠然と、「23歳で結婚するんだ」と信じていました。
私は大学2年生の時に日本に戻ってきて、帰国子女が多く通っていた上智大学比較文化学部(当時)へ編入します。卒業後は日本ビクターに就職し、英語で書かれた文書を翻訳するような仕事をさせていただいていました。
夫とのご縁がつながったのは、彼が阪神タイガースに入団した翌年の1981年末。少々ややこしい話なのですが、阪神ファンの両親が知人とともに阪神の後援会のクリスマスパーティーに出席した際、俳優の石坂浩二さんを通じ、夫の両親の知人と出会いました。