「痛恨のミスは、新居が決まる前に実家の土地を売りに出しちゃったこと」

家探しの最強チームを結成

引っ越すとなると家の売買が発生します。母を亡くした私があの家にひとりでいることは知れ渡っていて、見ず知らずの弁護士さん、不動産屋さん、銀行の人、ファイナンシャルプランナー、さらには占い師までもが次々に現れ、家や土地やお金にかかわるいろんな話を持ち込んでくるようになりました。

私、自慢じゃないけど、人を見る目がまったくないんですよ(笑)。だから、来る人来る人、「この人は私を騙そうとしているんじゃないかしら」と不安になってしまう。

それで医師のところへ行き、「精神安定剤を出してください」とお願いしたんです。先生は、「芸能界で生きてきたあなたは世間知らずかもしれないけれど、馬鹿ではない。心配するより勉強したらどうですか」とおっしゃいました。

薬なんかに頼らずに、駅前の書店で「不動産の買い方」とか「弁護士の選び方」といった本を買ってきて、片っ端から読んだらいい、と。

納得した私は、さっそく何冊も専門書を買い込んで勉強を開始。そうして情報を集めた結果、私なりに考えた最強のチームをつくったの。税理士さん、不動産鑑定士さん、不動産屋さん、ファイナンシャルプランナー。この人となら、と思える方だけを集めたチームでお家探しをしようって。

で、やってみたらこれが案外面白かったのです。もちろん失敗もありましたよ。痛恨のミスは、新居が決まる前に実家の土地を売りに出しちゃったこと。それなりに広さのある土地だったからか、あっという間に売れちゃって、だけど引っ越し先が決まらないという事態に。

それで大急ぎで物件探し。鑑定士の方と不動産屋さんと、15~16軒は見て回ったでしょうか。本を読んで築浅物件がいいだの何だの小賢しいことは覚えたんですけど、税理士さんに、「あなた、いったいあと何年生きるつもり?」と言われましてね。そうねえ、新築である必要はないのかもねえ、と思い直したり。(笑)

それで、セキュリティがきちんとしていることと、広いところから住み替えるのであんまり狭くないところ、を条件に探し、納得のいく賃貸マンションを借りることができました。