『97歳 料理家 タミ先生の台所おさらい帖』より

出汁巻き卵のつくり方

●材料(つくりやすい分量)
卵……3個
A[鰹節の出汁……大さじ3、砂糖……大さじ1、塩……ひとつまみ]
*出汁の量は、大さじ3~卵液の半量弱まで入れてOK。
油……適量

●つくり方

1.ボウルに卵を割り入れ、Aを加える。

2.箸先をボウルの底につけながら、切るように攪拌(かくはん)する。

3.玉子焼き器を強めの中火にかけ、温まったら油を引く。卵液の1/3量を流し入れ、奥から手前に巻く。

4.つど油を引きながら卵液を4~5回に分けて入れ、奥から手前に巻きながら焼き上げる。

*焼く途中で油を引くため、油を染み込ませたサラシ(ペーパー)があると、適量の油をさっと引けます。

『97歳 料理家 タミ先生の台所おさらい帖』より

 

※本稿は、『97歳 料理家 タミ先生の台所おさらい帖』(文藝春秋)の一部を再編集したものです


97歳 料理家 タミ先生の台所おさらい帖(著:桧山タミ/文藝春秋)

料理を人生の友としてきたタミ先生の、「台所じまい」。
まるでスキップするかのような軽やかな生き方が、とても新鮮でした。――小川糸(作家)

「台所じまい」を始めたタミ先生。手元にある道具は、道しるべになった銅のソテーパンから、旅先から持ち帰った鍋や器、半世紀以上使ってきたざるやすり鉢など台所道具、愛用の花柄エプロンや靴まで、人生をいっしょに過ごした「相棒」ばかり。そんな自分の体の一部のように、気持ちよく使えて信頼できる道具をご紹介します。

97歳 料理家 タミ先生が料理で身を立てる道しるべになった銅ソテーパンから、毎日愛用していた花柄エプロンまで、一生もの大公開!