多様性の顕れ

声優の方々の華々しい活躍は、とくに若年層の憧れとして人気を集め、小中学生が将来なりたい人気職業として挙げられることも耳にします。

アニメ作品やそのキャラクターにファンがつくことはもちろん、それに留まらずキャラクターの「中の人」である声優本人に多数のファンが生まれることもいまや当たり前となりました。

『アイドル声優の何が悪いのか? アイドル声優マネジメント』(著:たかみゆきひさ/星海社)

これは即ち、「声優」というものが発展し、より一般化、大衆化したということの顕(あらわ)れですから喜ばしいことではあります。

ただちょっと考えてみてください。

芸能界における俳優にもアイドル性の高い人もいれば、歌ったり踊ったりする方もたくさんいらっしゃいますし、アイドルや歌手がドラマなどに出演することも多々ありますよね。

しかし彼らは声優ほど批判されることなく受け入れられています(まったくないとは言いません)。これは既に大衆に認知されているということです。大衆化するということは「そういう姿が当たり前のことと認識されること」でもあるのです。

声優にも色々なタイプの声優がいてもよいのではないでしょうか。アイドル声優の存在は時代が望んだことも相まった、そんな多様性の顕れだと考えます。