この流れはもうやめましょう

久保 あと、ほかにも謝罪しなきゃいけないことが……。

能町 謝罪?

ヒャダ なんでしょう?

久保 (ぼる塾の)田辺さんに連絡してないです(*)。

*以前からぼる塾・田辺と友達になりたいと密かに願っていた久保。番組ゲストに招いたことをきっかけにLINEを交換したが、久保が気後れしてなかなかLINEできないことが、半ばあるある化していた。

ヒャダ そんなことだろうと思いましたよ。

久保 誕生日に韓国の写真送ろうと思ったけど、(番組ロケで行った)韓国の写真まったく撮ってなくて、ハァァ……って。お土産に韓国のコップを買ったんだけど、まだ渡すタイミングなくて……。

能町 じゃあいまLINEを送りましょう!

久保 待って待って。それは待って。それは置いといてください。

能町 これはね、最終的には送ることになるんです。

久保 違う(笑)、もうこの流れはやめましょう!

ヒャダ もう腹くくってください。

久保 待って。2人がいないと私はLINEを送らない人間になっていくというスパイラルに……。

能町 もうそれでいいんです。

ヒャダ だって実際そうなんだもん。

久保 これじゃ、前の連載の流れにループして戻ってるようなもんじゃん!

──それはそう思ってますけど……。

久保 いま私、ちょっと会うのがつらい。

能町 なにかあったんですか?

久保 なにもない。ただ私の価値が私の中で下がってるから……。

能町 それは久保さんの中での久保さんでしょ? 田辺さんの中での久保さんは下がってないですよ。

久保 やめて。別の話にしようよ。

能町 じゃあ私、いま久保さんに(文例を)送りますね。

久保 違う。やめて。シラノを演じないで。

能町 「池袋で会える日ありますか?」

久保 別の話を進めてください。もうやめて。

ヒャダ そうでもしないとね、あなたは一人ぼっちよ!

久保 (机に突っ伏して、力のない声で)もう孤独死する……。

ヒャダ 久保さん、聞こえます? あなたは自分で自分の首を絞めてるの。

久保 私は偏屈ばあさんになるんです。

能町 偏屈ばあさんの偏屈ぶりも、人と会わなきゃ表現できませんよ。

ヒャダ そうですよ!