「ボードゲームは、テレビ、パソコン、スマホの画面が必要なく、電源不要のアナログゲーム」(本社◎奥西義和)
若者を中心に、日本で年々着実に人気を広げている「ボードゲーム」。新作が次々と発売され、TVやYouTubeなどで取り上げられ話題に。電源不要で価格もお手頃。年末年始、子どもや孫と一緒に遊ぶきっかけや、脳トレにもなる「ボードゲーム」の魅力に迫ります。

現代のボードゲーム事情

編集部から、今若者に人気のボードゲーム体験企画をもちかけられた。既に世界では人気が高く、年間1000タイトルもの新作が開発されているそう。市場規模も今後さらに大きくなる予想があるとか。

「すごいなあ」と感じてから10秒ほど遅れて気がついた。「ボードゲームっていったいなんなのだ?」と。最近、理解力や判断力の衰えを感じ、シニアとしての道を着々と歩んでいる70歳の私である。

すぐにインターネットで検索し、YouTubeも見て分かってきた。ボードゲームは、テレビ、パソコン、スマホの画面が必要なく、電源不要のアナログゲームなのだ。

アナログゲームと知って、小学生の頃を思い出した。週末のたびに母の実家に行き、祖母と叔父たちとトランプ、双六だけでなく、昭和当時の人気のゲームをした。大人たちは、私が小学生だからと手抜きをしてくれるわけでもなく、勝たせてはくれない。容赦なく負かす。「おばあちゃん、孫を相手に本気を出さないでよ」と母が注意するほどだった。私はゲームの世界の厳しさを心に刻んだ。

昭和的なゲームが、頭脳を酷使するゲームに大変化と大進化を遂げたのかもしれない。面白そうではないか。頭脳に刺激を与えるために、ボードゲームに挑戦してみることにした。

ボードゲームは、年齢を問わずに、家族、親戚、友人とも楽しめるようだ。クリスマス、お正月、年末年始の人が集まる時がゲームをするチャンス。急いでボードゲームの正体を知る必要があると感じた。