木塚 でも皆さんは良きにつけ悪しきにつけ、家族としての関係性ができているからいいじゃないですか。私のように「いざこざを起こしたくないから近づかない」では、そもそも家族にはなれないんですよね。

碇さんのお姑さんなんて、「これをしたら息子夫婦に嫌われるかも」とは露ほども思わないわけでしょう? その自信はどこからくるのかと考えると、《家》という後ろ盾があるからだと思うんです。

まあ本家だ分家だ、長男だからどうだといった煩わしさもあるのでしょうけど、私にはそういった後ろ盾も自信もないから、うらやましい。

田江 私は人からグイグイ来られるのが苦手なので、義父母ともっと時間をかけて距離を縮められたらうまくいったのかなあと思います。10年、20年という長いスパンで、少しずつ家族になっていけたらよかった。そうしたら今頃、義母と一緒に、温泉にでも行っていたかもしれません。

木塚 だからね、私は早く衰えて倒れたいんです。嫁に優しくしてもらうために(笑)。こちらが弱くならないと彼女だって出てこられないでしょう? 彼女は私がそういう状況になれば、本領を発揮できる人だと思うんですよね!

一同 う、うーん……。それはどうでしょう?

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