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悩みに対して一番の解決方法

ベストセラーとなった『老人力』の著者・赤瀬川原平さんは、「老い」の症状をネガティブにとらえないで、すべてポジティブに考えようと提案しています。

たとえば、忘れっぽくなったら「忘却力がついた」と考えればいいと教えてくれているのです。

たしかに、忘れてしまったことを「情けない」と思っても、「メモすればよかった」などと言っても、後の祭りです。いまさらどうしようもないことなら、「まあ、しょうがない」とか、「まあ、いいか。なくても大丈夫」とさっさと頭を先に持っていったほうがずっと気分が楽になるでしょう。

このように、心に引っかかっているわだかまり、悩みなどは「ほったらかしにする」のが一番の解決方法だったりするもの。

よく、あれこれ対策を講じれば講じるほど、かえって収拾がつかなくなったりしますが、それよりも、ほったらかしておいたほうが結果的にスムーズに解決していくことが多いようです。