竹田さん「茶道におけるお点前と禅の思想は共通しているため、昔から結び付きが深い」(写真提供:Photo AC)
2020年に文化庁が1,500人に対して行った国民意識調査によると、茶道を経験したことがない人は全体の約6.5割だそうです。そんな茶道を、日本だけでなく世界にも広めようと活動しているのが、茶道家(裏千家教授)の竹田理絵さん。今回は、茶道にまつわる教養を紹介していただきました。竹田さんいわく、「茶道におけるお点前と禅の思想は共通しているため、昔から結び付きが深い」そうで――。

お点前(てまえ)

お湯を沸かし、お茶を点ててお客様に振る舞うまでの一連の作法を「お点前」と言います。

茶道におけるお点前と禅の思想は共通しているため、昔から結び付きが深いと言われています。

*お点前の5つの手順
(1)茶室に、水指やお茶碗、棗、建水など、お茶を点てる道具を運びます。
(2)お客様の前で、それらの道具を帛紗で清めます。
(3)お茶を点て、お客様にお出しします。
(4)使用した道具を全て清め、もとの場所に片付けます。
(5)茶器や茶杓などの道具を、お客様に鑑賞していただきます。

お茶を点てるための道具はすべて綺麗な状態ですが、それをさらにお客様の前で丁寧に清めていくことで、「おもてなしの心」を伝えます。