1989年に漫画家デビュー、その後、膠原病と闘いながら、作家・歌手・画家としても活動しているさかもと未明さんは、子どもの頃から大の映画好き。古今東西のさまざまな作品について、愛をこめて語りつくします!(写真・イラスト◎筆者)
どうしても劇場で見たい作品
第二回『8人の女たち』(2002)
監督・脚本 フランソワ・オゾン
音響 ピエール・ガメ
衣装 パスカリーヌ・シャヴァンヌ
出演 カトリーヌ・ドヌ―ヴ
エマ二ュエル・ベア―ル
イザベル・ユペール
ファニー・アルダン
ヴィルジニー・ルドワイヤン
リュディヴィーヌ・サニエ
ダニエル・ダリュー
フィルミーヌ・リシャール
この映画紹介記事を書きたいと思ってから、足繁く映画館に通っている私。私は作家で画家なので、基本的に引きこもり。しかも体が弱いので、着替えて電車に乗るのがめっちゃ重労働。だから大抵の映画は、「1年待ってDVDで見よう」と思うのが常でした。
でも、今回のフランソワ・オゾン作品『私がやりました』は、どうしても劇場で見たくって! 公開初日は渡仏中だったので、帰国後すぐに映画館に駆け込みましたが、見たらもう「最高!」な出来映え。
ただこの記事のアップの頃は、地方上映も終わっていると思ったので、私が初めて見たオゾン作品、『8人の女たち』をご紹介いたします。
『8人の女たち』は2002年に日本全国劇場公開になった作品です。とにかく出演女優が豪華! 「映画と言うよりもはや事件!」と、コピーにあるように、冒頭に並べた有名女優が共演した映画です。