備蓄が片づけのモチベーションに
備蓄分の飲料水と食品に加えて、ポリタンク数個となると、確かにかなりの場所をとられます。
これまでの「片づけをしてモノを減らそう」と主張してきたことと、やや反するようにも聞こえるかもしれませんが、いずれも生きるためにどうしても欠かせないものでもあります。特に震災を経験したわが家にとっては、優先順位“トップ”とも言えるものたちです。
そして、そうした不可欠な飲料・食品を備蓄する場所を確保するために不要なものを手放して片づける、と強く心に決めたことこそが、本格的な私の片づけのスタートであり、根幹でもあるのです。
講座で受講生にこのことを話すと驚かれますが、大きな災害を経験しなければ考えつかないことでもあるでしょうし、今に至るまで、私がモノを手放すモチベーションにもなり続けています。
大切なものを保管するために、何より家族のために、不要なものを手放す。
ただ何も考えずに目の前のモノを減らすということではなく、優先順位やメリハリがやはり大切なのかもしれません。
『自分を好きになる 片づけの法則 』(ぱる出版)
<著者新刊!>片づけには「人を変える」パワーがあります。私の片づけ講座を受講する方々は「何から片づけていいかわからない」という片づけ自体のお悩みもあれば、「片づけられない自分はだらしがない」「探しものをしてイライラすることが多い」といったお悩みを抱えている方まで様々いらっしゃいます。ですが、私から言わせれば皆さん「片づけの法則」を知らないだけなのです。自分を好きになるには「自分にもできた!」を感じ、自分に自信を持つことが近道。片づけは、そのための手段です!