物価やエネルギー価格の高騰は収まる気配がなく、円安はさらに進むばかり……。社会保障費の削減というニュースも伝わってきて、景気の悪い話題は尽きませんが、お金の多い少ないで一喜一憂するのは、もう終わりにしたいと思いませんか。物価高の打撃から浪費グセまで、家計の悩みを一挙公開。さらに、お金のプロ・横山光昭さんが読者4人の家計簿を診断し、収支改善のポイントを伝授します(イラスト◎古谷充子 構成◎山田真理)
家計簿をプロが診断&アドバイス(Cさんのケース)
●Cさん(山梨県在住)
【家族構成】 本人74歳(パート)、夫77歳(自営業)※長男夫婦、孫1人と二世帯住宅で同居
【手取り世帯】月収 20万円(Cさんパート代6万円、年金14万円)
【手取り世帯年収】 240万円
【貯蓄】 100万円
●お金の悩み
わが家は自営業で、長男が夫を手伝っています。
経営が不安定なため、二世帯住宅を建てた時から「息子たちも大変だろう」と彼らの生活費を負担してきました。
老後資金はゼロに近いのですが、やめ時がわからなくて……