白内障になると「見えにくい」もの

白内障とは誰もがなる可能性がある、もっとも一般的な目の病気です。

カメラで言えば凸レンズに相当する「水晶体」が、濁ってしまう病気が「白内障」です。

老化によって水晶体の細胞のタンパク質が濁り、変質してしまうために、光がさえぎられ、見えなくなるのが「白内障」です。

年齢を重ねれば肌(皮膚)が変質するのとほぼ同じ変化と言えますから、個人差はあるものの、年をとれば誰でも白内障になる可能性がある。

『100年視力』(著:深作秀春/サンマーク出版)

つまり、人生100年時代には誰もが「いずれなる」と思って、備えるべき病気です。

白内障になると、くもりガラスを通して見るようなもので、視力が落ちます。

初期の症状としては、光が乱反射するので、ものがいくつもだぶって見えることなどがあります。

また、本来は無色透明な水晶体が黄色から茶褐色の色味を帯びてきます。このために反対色である青味がかった色が吸収されて見えなくなります。

ガスコンロの炎の色は青色ですが、白内障の患者さんはこの青色がわからなくなるので注意が必要です。火に気づかず火傷をしたり、火事を起こす危険もあります。

そして中間色の薄い赤字が読めなくなります。銀行や行政の重要説明事項が薄い赤字で印刷されていると、白内障の人には読みにくいのです。大切な項目を見落とさないように気をつけてくださいね。