最初にすべきは白内障の手術

眼科医学の国際学会では「緑内障の手術治療で、最初にすべきは白内障の手術である」と宣言がなされたほど2つの病気は関係があるのに、日本ではあまりその世界の常識が普及していません。

白内障では、現在、手術しか治療法はありません。症状を改善し、悪化を止める効果がある点眼薬は世界のどこにもないのです。

緑内障の合併を防ぐためにも、「見えにくくなった」と感じたタイミングで早めに白内障の手術を受けましょう。

適切な白内障の手術後は、多くの場合、「隅角」が広がり、房水の流れが改善されて、眼圧も下がります。

※本稿は、『100年視力』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。


100年視力』(著:深作秀春/サンマーク出版)

人にとって情報の「9割」は目から。

それなのに、数ある臓器のうち「目」だけは「むき出し」の臓器。100年時代とはいえ、目の寿命は60年ほど。健康長寿をかなえるなら、「長持ちする目」は必須です。

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