頼もしい“番長”

阪神淡路大震災のとき、作家の田中康夫さんが航空会社から提供してもらったアメニティを原付バイクに積み、被災者の皆さんに配っていらしたことを思い出しました。このときも「康夫さんらしい」と、その行動力と発想力に感嘆したものでしたが、今回、石川県をこよなく愛する“美容番長”のMEGUMIさんにも同じことを感じました。

東日本大震災のときにも、美容師さんたちが被災地に出向き、ボランティアでヘアカットをされている様子を伝えた記事を憶えています。

こうした皆さんの活動は、大変な毎日を送る被災者の皆様の心の中に、“差し色”のようなひとときがあったと信じています。

「やらないといられない性格で。あとで“やらなかった子”になるのがイヤなんです」というMEGUMIさんの言葉は、お仕事についてのものですが、記事の文末には「誰かの事を考えている時間」の大切さについて語っていらしたMEGUMIさん。美容のみならず本当に頼もしい“番長”です。