平成26年初場所以来の「二枚蹴り」
大相撲は何が起こるかわからない。
14日目、照ノ富士は不戦勝で2敗を守ることになった。こんなことは予想をしていなかった。対戦相手の大関・豊昇龍が、13日目に霧島に二枚蹴りをくらい、痛めていた膝をさらに悪化させてしまい休場したのだ。
そして、14日目は、これまで落ち着いているように見えた霧島が、琴ノ若に最悪の相撲を取り3敗に後退した。霧島は突っ張って、琴ノ若をのど輪で抑えて動きが止まったが、外された。霧島は体勢を崩して、琴ノ若に横につかれて寄り切られた。あの無意味なのど輪はなんだったのか?
私は技能賞を3回獲得している霧島は、派手さはないが相撲の取り方がうまいといつも思っていた。立ち合いが、琴ノ若と2回も合わず、3回目に立って調子が狂ったのだろうか?2場所連続優勝と綱とりを意識して、考えすぎてしまったのだろうか?
霧島は13日目に、身体能力抜群で、足技が得意な豊昇龍を、逆に相手の足の外側を蹴って倒す「二枚蹴り」で転がした。「でたあ、二枚蹴り」と私は叫んでしまった。大相撲では平成26年初場所にでた技だそうだ。
「二枚蹴り」は私が見たい技のひとつで、次は櫓投げ(やぐらなげ)を誰か見せてもらいたいと思っている。