スローシンカー

起業家で、私の大好きな思想家の1人でもあるデレク・シヴァーズは、ゆっくり考える「スローシンカー」を自称している。

「最初の反応がもっとも正直な反応だとよく言われるが、私はそうは思わない」と彼は言う。

『まっすぐ考える 考えた瞬間、最良の答えだけに向かう頭づくり』(著:ダリウス・フォルー・桜田直美/サンマーク出版)

「最初の反応はたいていもう古くなっている。今この瞬間に考える代わりに、ずっと昔に思いついた答えを使い回しているか、あるいはずっと昔の出来事を連想し、ただ反射的に反応しているかのどちらかでしかない」

物事をきちんと考えるのには時間がかかる。

現に私自身も、すぐに答えが出るのは何も考えていないときだ。

考えて出した答えではなく、ただの刺激に対する反応でしかない。